前提知識

絶対パスと相対パス

 ファイルやフォルダの場所を示す文字列をパスと言います。 パスには絶対パス相対パスがあります。 下図のような階層構造を例にして説明します。

 「example.html」の絶対パスはc:\dir1\dir1-1\example.html 唯一つです。 しかし、相対パスはどこを基準とするかで決まります。
基準相対パス
1C:dir1\dir1-1\example.html
2dir1dir1-1\example.html
3dir1-1example.html
4dir1-2..\dir1-1\example.html
5dir2..\dir1\dir1-1\example.html
6dir2-1..\..\dir1\dir1-1\example.html

 セパレータ文字は「\」の代わりに「/」も使えます。
 「.. 」は1つ上の階層のフォルダを表します。 つまり、上の表の4番では基準である「dir1-2」の1つ上にある「dir1」を、 5番では「dir2」の1つ上にある「C:」を表しています。 6番では「..\..」となっているので「dir2-1」の2つ上の階層にあたる「C:」を表しています。
 ホームページ作成ではファイルの指定にこの相対パスを用います(絶対パスも使えますが)。


16進数

 私たちが普段使っている数字は10進数と呼ばれるものです。 これは9の次が10になり、10個目で1桁進むという意味です。 では、16進数では16個目で1桁進むということになります。 つまり、9の次は10ではなくてaになります。 その次にb,c,d,e,fと続き、fの次が10になります。 よって、16進数の10は10進数の16にあたります。
 HTMLでは色を表すのに使います。 詳しくは後述しますが、16進数の2桁で色の明るさを表します。 16進数2桁は0〜ffで、これは10進数の0〜255にあたり、全部で256段階の明るさを表すことができます。