二盃口(リャンペイコー)
アガリ牌
一盃口(イーペイコー)を2組つくった役。つまり、同じ順子を2組ずつそろえた役。
注意!!
- 鳴いたらダメじゃい!
- 七対子(チートイツ)との複合は無理。上記のようにアガリ形は七対子と同じだが、
二盃口(三飜)+七対子(二飜)で五飜にはならない。つまり、どちらか片方しか成立しない。
アガった人が「七対子!」と言えば七対子だし、「二盃口!!」と言えば二盃口である。
(まあ、明らかに「二盃口!!!」と言った方が得点は高い。)
純チャン
アガリ牌
字牌を使わないチャンタ。つまり、全ての組み合わせに「一・九」の数牌を含んだ役。
順子は「一・二・三」か「七・八・九」、アタマと刻子(槓子)は一・九牌で構成される。
混一色(ホンイツ)
アガリ牌
3種類(万子、索子、筒子)のうちの1種類と字牌だけで構成される。
七対子(チートイツ)形でもOK!鳴いても二飜あり(鳴けば比較的簡単にテンパイする)、飜牌やドラ牌があれば
高得点もねらえ、その上、覚えやすいので初心者に好まれる役である。
注意!!
3種類のうち1種類はなかなか捨てないので、かなり相手に読まれやすい。
よって、ロンアガリの確率は少なくなる。
清一色(チンイツ)
アガリ牌
3種類(万子、索子、筒子)のうち1種類の牌だけをつかってアガる役。
つまり、字牌を使わない混一色(ホンイツ)である。
注意!!
- 混一色と同じように、捨て牌に1種類の牌だけが出てこないので、相手に読まれやすい。
- 1種類の牌しか使わないので手牌が複雑になり、テンパイ形がわかりにくくなることが多い。
アガリ牌を見逃すんじゃねぇぞ!
国士無双
アガリ牌
特殊なアガリ形で、13種全ての一・九・字牌を1枚づつそろえて
13種のうちのどれか1種をアタマとしてもう1枚加えてできる役。
役満の中ではアガりやすい役である。
注意!!
- この手牌の場合、アガリ牌は一・九・字牌13種のすべてで、
これを13面待ちテンパイと言う。普通の国士無双と違って、
この13面待ちの国士無双をダブル役満とするルールもある。
- この役に限り、単騎待ちの場合は暗槓でも槍槓が認められる。13面待ちでは認められない。
大三元
アガリ牌
三元牌
を全て刻子(槓子でもよい)にした役。
この3組以外はどんな組み合わせでもいいし、鳴いてもかまわない。
注意!!
- Aさんがすでに三元牌のうちの2つをポン(またはカン)していて、
Bさんが捨てた牌で残りの1つをポン(カン)したとする。
このとき、Aさんがツモアガリしたら全額を、
Bさん以外の人からロンアガリしたら半額を支払わなければならない。
-
もし、このようなテンパイ形の場合、他の人が
を捨てたのを無視して を待つのはOKだが、
自分でツモったを捨てて他の人が捨てた
でアガるのはダメだ。もちろん、自分で
をツモればOKだ。
四暗刻(スーアンコ)
アガリ牌
配牌と自分のツモでつくった刻子(暗槓でもよい)を4組そろえた役。
役満の中では比較的簡単な方である。
注意!!
実戦では下のようなテンパイ形になることが多い。
この場合はツモアガリすれば四暗刻だが、ロンアガリだと4組目の刻子は
暗刻(アンコー:配牌と自分のツモでつくった刻子)ではなくて明刻(ミンコー:ポンかロンでできた刻子)
になるため四暗刻ではなく、三暗刻+トイトイになる。
この手牌に対して上のような単騎待ちのテンパイ形をダブル役満とするルールもある。
四槓子(スーカンツ)
アガリ牌
槓子(暗槓でも明槓でもかまわない)を4組そろえた役。ねらってもほとんどできない奇跡的な役。
注意!!
- 4組目をカンさせた人は責任払いになる。
- 一局に4組の槓子ができたときは「四槓流れ」というルールで流局になるが、
1人で4組の槓子をつくったときは5組目のカンで流局になる。
小四喜(ショウスーシー)
アガリ牌
風牌(フォンパイ)
のうち3種を刻子(槓子)にして、残りの1種をアタマにした役。
鳴いてもかまわないし、もう1つの組み合わせは何でもよい。
大四喜(ダイスーシー)
アガリ牌
風牌(フォンパイ)
の4種類を全て刻子(槓子)にした役。もちろん、鳴いてもかまわない。
注意!!
- 風牌を3組ポン(カン)している人に4組目の風牌をポンさせた人は責任払い。
- 小四喜に比べてはるかに難しいので、大四喜をダブル役満とするルールもあります。
字一色(ツーイーソー)
アガリ牌
字牌(ツーパイ)だけで構成される。とりあえず鳴きまくれぃ!!
注意!!
- 字牌を3組ポン(カン)している人に4組目の字牌をポンさせた人は責任払いじゃ!!
- 下のように七対子(チートイツ)形も可能だが、7種の字牌を全て使わなければならない上に
鳴くことができないので、上のような対々和(トイトイ)形に比べてかなり確率が低い。
緑一色(リューイーソー)
アガリ牌
緑色の牌
の6種だけで構成される。鳴け!鳴くんだぁ〜!!
注意!!
- 緑色の牌を3組鳴いている人に対して4組目の緑牌を鳴かせた人は責任払いである。
- を絶対に使わなければならないとするルールもあります。
九連宝燈(チューレンポートー)
アガリ牌
同じ種類の牌で一・九を3枚ずつと二〜八を各1枚ずつそろえて
一〜九のうちでもう1枚を加えて完成する。難易度が最高の役で
「伝説の役」「幻の役」などといわれている。
注意!!
このようなテンパイ形のとき、アガリ牌は
〜
の全てである。これを九面待ちと言い、ダブル役満とするルールもある。
大車輪
七対子(チートイツ)形の筒子(ピンヅ)の清一色(チンイツ)で、
しかも対子(トイツ)が二〜八で連続していると役満である。
清老頭(チンロートー)
アガリ牌
一・九牌だけで構成される役。順子(ジュンツ)が使えないので
対々和(トイトイ)形のアガリになる。しかも、6種類しかない一・九牌のうち
5種類を必要とするので、かなり難しい。
注意!!
一・九牌は全部で6種類しかないので、七対子(チートイツ)形のアガリは無理。
天和(テンホー)
親が14枚の配牌だけでアガリの形になっていれば、天和という役満である。
どんなアガリでもよく、役がなくてもかまわない。
注意!!
- 配牌で暗槓(アンカン)してリンシャンでツモアガリしても天和にはならない。
- 捨て牌を焦って、天和を見逃さないように!
地和(チーホー)
子が配牌と第1ツモだけでアガリの形になっていれば、地和という役満である。
天和と同じく、どんなアガリ形でもいいし、役がなくてもかまわない。
注意!!
第1ツモの前に自分を含めて誰かが鳴いた場合(暗槓も含む)はダメ!
人和(レンホー)
子が自分の第1ツモまでにロンアガリすれば人和という役満である。
天和と同じく、どんなアガリ形でもいいし、役がなくてもかまわない。
注意!!
ロンアガリする以前に誰かが鳴いていると認められない。
一色四順(イーソースージュン)
アガリ牌
同種で同じ並びの順子(ジュンツ)を4組そろえたもの。鳴いても役満である。
十三不搭(シーサンプーター)
親は14枚の配牌、子は13枚の配牌と第1ツモで両面(リャンメン)、ペンチャン、カンチャン、刻子(コーツ)
となる組み合わせが全くなく、対子(トイツ)が1つあるだけという場合は
十三不搭という役満である。
注意!!
子の場合、第1ツモまでに自分を含めて誰かが鳴いていたら、認められない。
八連荘(パーレンチャン)
親のときに八回連続でアガると八回目のアガリは役満になる。
次局からさらに八回連続でアガると再び八連荘である。
注意!!
流局による連荘は認められない。
流し満貫
流局したときに、捨て牌が全て字牌(ツーパイ)か一・九牌なら
満貫分の得点がもらえる(ツモアガリ扱い)。
注意!!
- 捨て牌が誰かに鳴かれていたら認められない。
- リーチ棒などの供託料はもらえない。
- アガリではないので親は流れます。